長谷川裕一によるクロスボーンガンダムシリーズの最新作であり、最もガンダムシリーズらしくない作品となります。舞台は前作より更に時代がたった宇宙世紀0169年です。過去の資料にはコロニーの力で強くなったことにより「宇宙戦国時代」となったとあります。その様に聞くと華々しいイメージがありますが実際は大きくことなり、小規模戦闘が断続的かつ広範囲に起こったことで社会全体の経済力、技術力が低下しコロニーの維持が困難になるほどです。この終わりの無い世界を何とかしようと一石を投じることとなる少女のレオと、彼女に付いていくことを決めた無敵運送の社長であるアッシュを中心に物語は進みます。最大の特徴としてはガンダムシリーズの目玉であるモビルスーツについて、よっぽどのことが無い限り新型が出てこないことです。これは先にも書いた技術力の低下によるものです。それがどのくらいかと言えば、それまでのシリーズで普通に出ていたビーム兵器がかなりレアになっているほどです。そのため一般的に普及しているモビルスーツは戦場に捨てられていた古い物をレストアしたり複数のモビルスーツを組み合わせたりしたものです。主人公の乗る「アンカー」にしても正式な型番が無く、装備もほとんどが実弾系かつ作業用からの流用となっています。ただその事がかえってこれまでのガンダムシリーズを知っている人間やガンプラ好きには想像力を刺激されて大変に面白いです。その他にも過去の作品を知っているほどニヤリとさせられる点が多いです。それでも全体的にはこれまでのガンダム作品からは大きく逸脱した作風のため、これまでガンダムシリーズは歴史が長いので嫌煙していた人も読みやすいと思います。ガンダム好き、SF作品好きにオススメです。>>>>>現役女子大生と、いやらしいバトロワゲー